「原町特攻隊」の歌は以下リンクよりお聴き下さい。
YouTube 原町特攻隊の歌
原町メンネルコール様の資料提供と、ブロ友さんのご協力をもちまして、曲をYouTubeに掲載することができました。有り難うございました!
1
さらば元気で いておくれ
永の別れが 明日となる
恋の原町 あとにして
夢は爆音 ああ消えていく
2
二度と逢えない 二人なら
胸の写真が マスコット
晴れの特別 攻撃隊
君と一緒に ああ体当り
3
もしも敵艦 沈めたら
笑って死んだと ほめて呉れ
晴れの感状が 届いたら
会いに来てくれ ああ九段坂
4
俺が戦死と 聞いたなら
泣いてくれるな これお前
白木の箱が 届いたら
抱いておくれよ ああ思い出し
さて、この歌は流行歌「愛の小窓」の替え歌であるが、長い間原町で操縦訓練を受け、満州に渡って終戦、ソ連侵攻の折飛行機にて脱出をはかったが不時着、現在の北朝鮮にあたる土地で病死された木下栄寿少尉の作詞と伝えられてきた。しかし、木下少尉の真面目な性格であの歌詞が書けるのだろうか、と原町関係者は疑問に思っていたそうである。
しかし、数年前に原町関係者の女性三名が「万世特攻平和祈念館」に来訪のさい、二階展示室上がったところ、真っ正面の展示ケースに六十四振武隊員、井上清軍曹遺品のノートが見開きで置かれており、上記の歌詞(ただし3番までだった?)とともに「井上清作詞」と記されていた、という。三名の女性は間違いなく井上さんだと確認したそうで、後日複写もしているという。
井上軍曹は福岡出身。女性と写真に写るときは必ずと言っていいほど肩に手をのせているんで、当時は「なんだこの人」と思われていた面もあって、井上さんならこの歌詞を考えたとしてもおかしくはない、と思ったそうである。
作詞者が諸説あり、必ずしも木下少尉と断定できるものではないとの意味を込めて取材したままに掲載致しました。
↧
原町特攻隊の唄
↧