大阪のある市民団体に問い合わせたところ、こちらの資料をご紹介頂いた。団体名はあえて伏せますが、ご協力いただき有り難うございました。
以下、出版社のホームページより転載
旧陸軍航空兵力の一大拠点「大正飛行場」(現在の八尾空港)など、大阪府八尾市周辺に遺された戦争遺跡の数々を調査・分析し、戦争の真実と実相を明らかにする。
● 目次●
はじめに
序 ふるさと八尾 戦争と戦争遺跡
聞き手 小林義孝…
帝国陸軍大正飛行場
1 旧陸軍大正飛行場
2 大正飛行場飛行第二四六戦隊戦闘指揮所
3 第一一飛行師団司令部(防空戦闘)
4 第一一飛行師団司令部(作戦室)
5 大阪陸軍航空廠
大正飛行場の風景
6 大正飛行場の水濠
7 大正飛行場の官舎と合宿舎
日常生活に見える戦争の痕跡
8 軍用予備滑走路―府道八尾枚方線
9 掩体壕と誘導路―垣内の掩体壕
10 恩智山中にあった射撃場
「防空都市」づくり
11 大阪東部地域の防空施設
12 八尾配備の防空兵器
13 対空監視哨
14 戦時防空緑地―久宝寺緑地
空襲の被害
15 強制疎開―八尾表町・近鉄旧八尾駅前他
16 防空壕・待避所
17 八尾の空襲(昭和20年1月~7月
18 八尾の空襲(昭和20年7月~終戦)
「本土決戦」の幻想
19 「本土決戦」と軍備
20 戦時下の松根油事情
あとがき
戦争遺跡を綴る
「日常の中の戦争遺跡」を読む…小林義孝
地域史としての大正飛行場に学ぶ…小谷利明
大正飛行場のこと…駒井正明
もうひとつの戦跡─記憶遺産としての将校官舎…浅野詠子
古代の国防遺跡…棚橋利光
「語り継ぎ部」の育成と戦争遺跡…常本 一
『日常の中の戦争遺跡』に接して─大阪府八尾市周辺の戦争遺跡─…島村晋次
装丁 森本良成
●著者プロフィール●
大西 進(おおにし すすむ)
1940 年(昭和15)、大阪府八尾市黒谷で生まれる。現在も同地に在住。
1959 年(昭和34)、大阪府立八尾高等学校卒業。
1963 年(昭和38)、大阪府立大学農学部卒業。
1963 年(昭和38)、近畿日本鉄道株式会社に入社。その後、近鉄不動産株式会社で宅地事業・観光開発事業に従事。
2002 年(平成14)、常勤監査役で退職。
2003 年(平成15)、厚生省の遺骨収集団の一員として父親が戦死したニューギニアを訪問。それを契機にして、故郷八尾の戦争と戦争遺跡の調査をはじめる。
現在、河内の戦争遺跡を語る会代表、『河内どんこう』編集委員。
主な著作
「戦争遺跡を訪ねて1~ 19」(『河内どんこう』79 ~ 97 号2006 年~ 2012 年)
「河内の戦争遺跡」(『河内文化のおもちゃ箱』批評社、2009 年)
「八尾に残る戦争遺跡」(『大阪民衆史研究』65 号、2011 年)など
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日常の中の戦争遺跡 國華隊と八尾市
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