63・64振武の使用した機種は九九式襲撃機であった。
神州隊の尾翼マークは「荒鷲の翼に桜花」(廣瀬機)
色は翼が白、桜が赤で、デザインは相馬高等商業の美術教員、藤井魁氏による。描いたのは相馬高商の生徒。隣接する軍需工場である「原紡」からは二色しか調達していないため花弁の縁は機体の色(九九襲撃機は迷彩色であり、機体の地の色ではないか)とのこと。(福島市T女史談)
【人物について】この機体に搭乗していた廣瀬准尉もしくは久木田中尉であると思いきや、「行寄池の光と影」という岡山市協働推進課発行の冊子には
難波准尉として掲載されている。この件については後日確認予定。
下は横に立つのはデザインした相馬高商教員藤田魁氏だ。
真紅の桜は情熱を、白い荒鷲の翼は純潔を表す。
上記写真の尾翼マークと異なるのは、桜花のフチも白色であることである。
描いた生徒によって違うのかは謎である。
【↑他者所有につき許可なく無断転載を禁ず。但し趣旨を言っていただければ調整します。】
写真をもとに管理人が作成した尾翼マーク
別の部隊の99襲画像。
「発動機」さん有り難うございます♪
63振武での特徴は断片的だが以下の通り
①もともと集合排気管であったのを改造、単排気管にしている。
②出撃した7機に無線機は載せていない。中隊長機及び小隊長機には無線機搭載。中隊長機は事故で大破、他も機体不調のためか出撃せず。
③機銃は取り外し、全くの丸腰
④木製プロペラに交換していたが、純正金属プロペラに戻している。
⑤明灰緑色のベースに濃緑色のスプレーガンによる迷彩塗装。
⑥日の丸は白縁がつく。また、日の丸後方には白帯。
⑦機体の番号は白色、飛行場隣接の軍需工場「原紡」から調達した。
⑧部隊マークは赤と白の2色。
⑨部隊マークは相馬高商の美術教員藤田魁のデザインで、相馬高商の生徒が描いた。
64振武の特徴は編成が同時期、同じ飛行場で編成されたので上記と被る事項が多い。主にいくつか現存する写真資料による判断を記す。
(上記の①⑥⑦は同じ)
部隊改造の推進式排気管の写真が、國華隊のものであるが残っていたので掲載する。
人物は國華隊長渋谷健一大尉(少候22期出身の人格者であり、愛娘倫子さんへ宛てた遺書で有名、山形出身)である。
排気管とカウルフラップの改造、プロペラの色(茶色?)とマーク(黄色?)、キャノピーの塗装(灰緑色)
下は同じ機体の前で撮影された國華隊、井上清軍曹と家族の写真。
射撃照準器は取り外されている??
爆撃照準器のみだったのかもしれない。
と、なると風防の切り欠きは?
丸メカニックに写真があったが、手元にないので後ほど。
アンテナ支柱の有無が気になったが有ることが判明
機体の塗装は単色のものもあった。
こちらは緑一色と言えるか疑問に思う。
なお、原町飛行場を発つときの写真には中・小隊長機を示すのか、白帯付きが何機か確認できる。全てだったかも知れないが不明。
単排気管について、いくつか情報があったので転載させて頂く。