結婚して、大切なハードディスクが破損して、コロナでやる気を削がれてから2年余り。知覧からの郵便物も開く事さえ恥ずかしくそのままに。久しぶりに開いた内容が165振武隊(三式戦)枝幹二少尉の日記(富山県護国神社収蔵)であった。
彼の日記による爆弾信管風車のイラストは、実際はどうだったか別として陸軍三式爆弾用。海軍ではない。そして双襲、一式戦・三式戦等、翼下に懸吊する形式の機種に共通するのだろう、安全針を横に、二カ所通す要領を図で示している。二カ所通すのは、風圧で安全針の先端がぶらつかないように?胴体下に懸吊する場合は普通に一カ所で良かったはず。
そして、「安全針」、「安全栓」という言葉が別に出て来る。安全針は特攻機の操縦席からの操作により信管安全装風車(安全装置)を解除する機構の先端にあたり、「安全栓」は「信管安全風車」が回転しないように付いているピン。手榴弾で考えるとわかりやすいかも。
この二つを別に書いた理由は?細部よく分からない。知覧で現地部隊の将校から指導を受けた際のメモではないだろうか。