太平洋戦争緒戦で使用された熱地被服。
胸物入れが貼り付け式であり、両脇に開閉可能な通風孔が付く。
写真は昭和18年、歩兵第二十九連隊第三大隊第三機関銃中隊の兵士を比島にて撮影したものだ。
防暑衣は管理人の知る範囲では昭和五年制、昭和十三、昭和十七年制の三種があり、昭和十九年制の戦時夏衣は防暑衣としての機能もあるため、徐々に生産が移行していったものと考えられるが、昭和二十年製造の十七年制も存在する。
昭和五年制(と言われる)防暑衣については今後掲載する予定。昭和十七年制はすでに公開済みですのでご覧下さい。