関東の国の施設に野外展示してある九二式五〇〇瓩爆弾。
ぜひとも屋根のある場所で・・・と思いますが、べったり再塗装してあり一応は大丈夫そうです。帯の位置はビニールテープなどでマスキングして想像で描いたのでしょう。規定のものとは異なります。破棄せず塗装して安置しているだけ感謝が必要しなければなりません。
特徴的な折り畳み式の懸吊環が見られ、その頑丈さに驚かされます。
この九二式爆弾も地上目標用の爆弾ですので強度不足のため(弾殻が薄い、鉄の筒を加工するので大量生産には適した構造)、対艦攻撃用に補強帯をボルトで留め、爆弾が貫徹し爆発するという機能維持のための改修が行われています。弾尾に補強環というものも付けたらしいですが、写真が無く不明です。「跳飛用補強環」は、弾翼の間に鉄板を張ったものでしたが、違いが分かりません。
こちらが弾頭補強帯付。沖縄戦ではどの程度使用されたのだろう。