このような記事を見つけました。
この筆者は、あたかも日本軍がはなから輸送船団攻撃を放棄していたような印象を与えるような記述をしていますが、そのような事は絶対にあり得ません。自分のイメージで書いているとしか思えない内容です。
特攻作戦前から陸軍は輸送船団攻撃を想していましたし、特攻作戦が始まって陸海軍共に艦船攻撃を実施するようになってからも明文化された文書が多数現存しています。
陸海軍協定の場合、攻撃部署は陸軍が輸送船団、海軍が機動部隊としていますが、海軍も積極的に攻撃しています。機材、技倆の別を考慮した、極めて妥当な処置であったと私は思いす。ただ、空母轟沈、戦艦轟沈と書き遺した方々も多く、それが本意なのか気勢を上げてそのように書いたのかは不明です。また現場にて艦種の選定がすんなり出来たとは思っていません。
また、輸送船は商船であって米軍の艦船のカテゴリーに入っておらず、軍の被害として記録から除外しているのではないかと思っております。
近代戦の現場に武士道的美談としてこの話題を使用するのはそもそも難しく、こじつけに近いように感じます。
【特攻兵などという言葉は存在しません。絶対使わないようにしましょうね。】
以下は転載になります。