國華隊員の手紙を読んでいる。「我が任務は轟沈、轟沈出来なければ何としてでも帰還する」とある。手紙を通じて夢を語ったのかも知れない。しかし、神州隊の出撃直前、参謀が言った訓示「攻撃は必ずしも体当たりによらなくてもよい、帰ったらまたやってくれ」という言葉が引っ掛かった。押尾学さんの著書「陸軍特別攻撃隊」にある國華隊のページには、急降下後超低空で接近、跳飛攻撃のち体当たり攻撃をする、意の戦法で攻撃訓練を積んだとある。
渋谷大尉はその戦法を選んだのだろうか。しかし、誰の証言なのか、どの資料に載っていたのかまで書かれていないので分からない。また、元々戦闘機乗りの(加藤隼戦闘機隊出身は脚色で、たしかに加藤部隊だが、13~14年に97戦で活躍後に内地で教育畑を歩んでいた)渋谷大尉が本当に跳飛弾攻撃に熱意を燃やしていたのかは疑問であるがこの事も含めて調べて見たいと思う。
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特攻で跳飛弾攻撃?
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