勇◯二様へ
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歩兵第二百十四連隊の部隊章再現
歩兵第六十五聯隊 四五式襟章
歩兵第二十九聯隊 四五式襟章
「傳」七十二師団部隊章の再現
【この記事には確証がありません。推測になりますことをお許しください。】
第七十二師団~傳(でん)兵団~は昭和19年、仙台にて編成完結。本土決戦兵団の一つとして司令部を福島市内に置き、信・達地方の学校等に隷下部隊を配置した。
本土決戦時は仙台湾の防衛または北関東方面にも進出予定であったとのこと。
この部隊の部隊章は、「日の丸に決の字」(通称マルケツ)である。数少ない資料を照合し、体験記の著者にもインタビューしたが、細部は謎であった。
先日、保原町郷土文化資料館発行の終戦記念展示の図録を図書館で複写してきた。
このブログ管理人「伝3377」 の由来たる、第七十二師団隷下、野砲兵第七十二聯隊の第二大隊本部の集合写真が掲載されていたからである。
(野砲72連隊の兵舎は、伊達市保原町、福島県立保原高校の前身、保原中学の校舎であった。聯隊長は陸士37期の岩本東三中佐)
この写真の胸部を拡大して良く見ると、輪の中に決と書いた図案であるようだ。
しかし、まだまだ調査不足である。
考証のため、再現品を製作してみたので掲載する次第。
伊達市のT氏(百五十五連隊第十一中隊、一等兵)のインタビューでは縫い付け式であったとの事だが、
将校団の写真では、小ボタン(白貝製)で留めているようである。
本再現においては、このためのループを付している。
表面、白色木綿に朱肉と毛筆書き。実物は染めてあったとのこと。業者に委託したのか、あるいはステンシル的な手法で部隊で製作されたと推測する。
先のT氏の証言では部隊章を染めた布片を自分で折って縫い付けたということだ。
裏面はあくまで憶測による。確証はない。
当時若松にいた、梁取三義氏の「二等兵物語」には
「日の丸部隊」の記載がある。
小野町芸術文化団体連絡協議会「おのぶんか~特集:小野町における大東亜戦争」所収「伝3375部隊と私」より
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歩兵第六十五聯隊の軍服再現
いのち 戦時下の一少女の記録
歩兵第六十五連隊の軍装(調査メモ)
大東亜戦争期の歩兵第六十五連隊の軍装(部隊章)について、長らく不明でしたが、数少ない自費出版本を漁り、著者に取材し、何とか突き止めました。
各資料の所見
①「歩兵第六十五連隊いち兵士の手記」の写真
・略帽に金属星章が散見
・防暑襦袢の中に夏襦袢を着用している者あり
・時期的に多くが九八式軍衣
・将校、兵共に右胸物入れ上部に2センチ角程度の布片(※)を確認
②「戦塵と宣撫」の著者の写真
・昭五式冬衣に軍曹襟章
・右胸物入れ上部に下から略綬3連、第2ボタンの高さ、水平2×10センチ程度の記名布(右から毛筆書き)を縫い付け、その上端に接するように2センチ角程度の布片(※)を付している。
③NHKの戦争証言アーカイブで見た証言中「白虎部隊は紫色」と言っている場面あり。
④②の著者への取材結果、上記「2センチ角程度の布片」は紫色の布で、師団隷下部隊(兵科別ではない)で色が異なっており、六十五連隊は紫色であったとのこと。
・三年以上在籍した者は長期奉公章を胸に付していたという。(十一軍隷下のため間違いは無いが、確認出来る写真資料なし。)
・白虎部隊は精強で、中国兵も紫色が白虎部隊だと知っていて逃げ出した。大阪の連隊だと途端に迫撃砲弾が打ち込まれた。(商人に化けた密偵が出入りしていて情報は筒抜け)
・紫色の布については軍衣に縫い付けであったとのこと。写真でも台座らしきものは認められない。
・色味については青みががった紫色とのこと。
・素材については木綿。連隊本部から切った状態で渡された。四つ角を折り込んで自分で縫い付けた。
以下は、「いち兵士の手記」より
以下、「重機」より
右胸に付いた徽章は呂集団戦傷徽章。
私は、十一軍隷下の部隊の負傷者に与えられたと考えている。授与の基準は不明。
この星章については情報なし。
原町特攻隊の唄
1
さらば元気で いておくれ
永の別れが 明日となる
恋の原町 あとにして
夢は爆音 ああ消えていく
2
二度と逢えない 二人なら
胸の写真が マスコット
晴れの特別 攻撃隊
君と一緒に ああ体当り
3
もしも敵艦 沈めたら
笑って死んだと ほめて呉れ
晴れの感状が 届いたら
会いに来てくれ ああ九段坂
4
俺が戦死と 聞いたなら
泣いてくれるな これお前
白木の箱が 届いたら
抱いておくれよ ああ思い出し
歩兵第六十五連隊 謎の星章!?
第63振武隊 神州隊
東部第二十四部隊(歩兵第二十九連隊補充隊)
原町編成の特攻隊 第63振武隊 神州隊
第63振武隊、通称神州隊。
昭和20年3月23日、第1飛行師団担任により編成
使用機種九九式襲撃機
隊長久木田清中尉
編成地及び訓練基地:原町基地
最終待機基地:万世基地
出撃:昭和20年6月7日
所属隊員(数字は機体番号を示す)
11→13中尉 久木田清 離陸不可
21少尉 木幡正義 目達原に残留
31同 高田明 離陸不可
23准尉 難波晋策 岡山県
12同 宮 光男 広島県
22曹長 後藤與二郎 三重県
33軍曹 堀口良助 目達原に残留
13→11同 廣瀬廣義 負傷により終戦まで入院
32同 服部良策 三重県
14同 中沢留吉 徳之島に不時着
34同 佐々木平吉 静岡県
24同 榊原吉一 福島県
沿革
20.3末
久木田中尉 特攻隊長を拝命。
立川で飛行機受領
第一飛行師団から第6航空軍に配置替え
料亭「魚本」を宿舎とする
20.5.27頃
原町→八尾市大正飛行場に転進
廣瀬准尉、隊長機の試験飛行中生駒山に墜落する事故発生
20.6.1
一部隊員の進級発令
20.6.2
佐賀県目達原飛行場に前進
20.6.4
鹿児島県万世、唐仁原飛行場に前進
小幡少尉、堀口曹長残留
宿舎は加世田町の飛龍荘?
20.6.7
出撃命令あり
出陣式挙行
使用機始動直前空襲警報あり
空襲警報解除
機体不調のため久木田中尉、高田少尉離陸できず
参考「あかねぐも」原町飛行場関係戦没者の記録
「原町戦没航空兵の記録」
福島県須賀川出身の榊原軍曹の遺言を記す。
お父様
お母様
弟妹達 皆様ニハ大変御世話ニナリマシタ
吉一ハ只今ヨリ出発致シマス
御心配ナク
本宮ノ祖母様方並ニ惣一叔父様ニ宜敷
暮々モ御健康ニ留意シテ末永ク生活セラレマス様ニ九段ニテ再会致サルヽ事望ミマス
「サヨウナラ」「サヨウナラ」
撃沈スルモノナリ
二十年六月六日朝 吉一
仙台航空機乗員養成所出身で予備役下士官十三期として陸軍入隊
沖縄洋上にて戦死、満21歳。特進し陸軍少尉となる。
ふくしま戦争体験文庫 【歩兵第二十九連隊】
特に個人的な自費出版・コピー版や雑誌掲載記事などの資料探しています。新聞紙のスクラップ一枚でも結構です。お譲り頂ける方、コピーしてもいい、という方、情報提供をして頂ける方はご連絡をお願い致します。戦前、戦後と、発行年代は問いません。
メールは kanken1303@gmail.com まで。質問もお受け致します。
以下所蔵資料につき、お調べの事項がありましたらご協力いたします。
郷土部隊全般
【若松聯隊全史】
【ふくしま 戦争と人間1~8】
【郷土部隊戦記1~3】
【若松聯隊写真集】
【若松聯隊回想録】
歩兵第二十九聯隊
【勇○三部隊戦記】
【第五中隊戦誌】
【我等は斯く歩めり】歩兵第二十九連隊第六中隊満洲事変の記録
【第六中隊史】
【戦友(とも)の絆】満州事変当時、二十九聯隊第六中隊
【第七中隊史~大東亜戦争におけるその歩み】
【満洲事変に於ける歩兵第二十九連隊の行動】
【ガダルカナル島戦の核心を探る】勝股治郎著 第十一中隊
【痛恨ガダルカナル戦】峰岸慶次郎著 速射砲中隊
【大正に生まれて】小林平也 ガダルカナル戦
【私の戦斗体験~我ら歩兵は消耗品なり~四度負傷の分隊長の記録】
官野喜広 第十一中隊
【遥かなる雲南 痛恨の断作戦】滝沢市郎 聯隊本部 政経東北所収
【ジャングルに消えた四十二人】滝沢市郎 聯隊本部 政経東北所収
【私記ガダルカナル島戦】滝沢市郎 聯隊本部 政経東北所収
【私の戦記】未完 滝沢市郎 聯隊本部 政経東北所収
【ガ島戦の真偽を正す】滝沢市郎 聯隊本部 私家版雑誌所収
【兵役を偲ぶ】橘内弥一 第七中隊 龍陵戦
【第二師団歩兵第二十九連隊命令受領者として】内海好八 「平和の礎」所収
【補給戦かく戦えり】岩下巍、第二大隊主計中尉 ガダルカナル戦当時の日記
【極楽鳥の如く】和田七郎、聯隊本部
【龍陵日誌】川本脩二 第二大隊軍医 雲南省龍陵における日誌
【ああ痛哭の島ガダルカナル】福島県内ガダルカナル戦帰還者の寄稿集
【最悪の戦場】丸別冊~滝沢市郎、ガダルカナル戦についての寄稿
【悲劇の戦場】丸別冊~滝沢市郎、ビルマにおける第六中隊長大畑大尉の勇戦
【武器無き戦い】部隊を離脱しベトナム独立に協力した猪狩中尉の記録
【クァンガイ陸軍士官学校】 加茂徳治 ベトナム独立に身を投じた体験記
【思い出の塔】 千田夏光 滝澤市郎氏の体験を元に構成
【戦陣の雪月花】安藤紫香 ビルマ戦時の軍事郵便等
【ガ島に死すまで】四条紫雷
【青春従軍記(正・続)】竹内幹 聯隊通信中隊長
【南の島に万朶の桜】水野隆吉 聯隊通信中隊 雲南戦
【戦陣余白】加藤静次 満洲事変頃の体験
【戦場に残された日記】古宮大佐の陣中日記も掲載
【米軍が記録したガダルカナル戦】二十九聯隊所属者の寄稿あり
【地獄の戦場・飢餓戦】ガダルカナル戦について戦友会長の寄稿
【ソロモンの墓標】
【遺骨を求めて七千海里】滝沢市郎、ガダルカナル遺骨収集の記録
【悲風ビルマの土】
【歩二九会会報】2部のみ所蔵
【歩兵第二十九聯隊史】大正版 帝国在郷軍人会
【歩兵第二十九聯隊史】昭和版 帝国在郷軍人会
【満洲事変に於ける美談集】
原町特攻隊の唄
原町特攻隊の唄
YouTube 原町特攻隊の歌
原町メンネルコール様の資料提供と、ブロ友さんのご協力をもちまして、曲をYouTubeに掲載することができました。有り難うございました!
1
さらば元気で いておくれ
永の別れが 明日となる
恋の原町 あとにして
夢は爆音 ああ消えていく
2
二度と逢えない 二人なら
胸の写真が マスコット
晴れの特別 攻撃隊
君と一緒に ああ体当り
3
もしも敵艦 沈めたら
笑って死んだと ほめて呉れ
晴れの感状が 届いたら
会いに来てくれ ああ九段坂
4
俺が戦死と 聞いたなら
泣いてくれるな これお前
白木の箱が 届いたら
抱いておくれよ ああ思い出し